恋花幕明録

恋花幕明禄

お知らせ

お知らせ
2023.05.04

【きゃらびぃインタビュー】阿座上洋平さん&松風雅也さん

阿座上洋平(勝 海舟役)/松風雅也(井伊 直弼役)

――作品に対する第一印象や、魅力的に感じた部分をお聞かせ下さい。

阿座上「歴史上の有名な人物たちが、それぞれに成し遂げたことをちゃんと背負ったうえで、キャラ付けされているのが伝わってきました。戊辰戦争後の明治時代を、物語としてそのままなぞるのではなく、ファンタジー要素が入っているのがおもしろいです。僕があまり歴史に詳しくないこともあり、このストーリーがどんな風に展開していくのかというところは、台本を読みながらすごく楽しめました」

松風「日本の歴史が大きく動いた時代を舞台に、実在した人たちをキャラクター化し、そこに恋愛シミュレーションまで掛け合わせた、斬新な切り口の作品ですよね。歴史ものとしても、乙女ゲームとしても楽しんでもらわなければならない、という難しさは感じましたが、スタッフのみなさんやシナリオを信じてやらせていただこうと思いました」

――お2人が演じるキャラはどんな人物ですか?

阿座上「勝海舟は最初はチャラ男と言いますか、女性慣れしている印象だったんですけど、主人公(=プレーヤー)と恋愛を始めてからは、彼女しか見えていないというか…もうホント、甘々の甘で(笑) 主人公のことを大事に想っているセリフが多く、尽くしたり、優しさが終始にじみ出ていて、僕自身まで幸せな気分になれる収録でした。でもそれは、最初の飄々とした感じの勝海舟がいるからこそ、主人公にゾッコンになった後のギャップが活きてくるものだと思うので、芝居のバランスや印象付けは意識しました」

松風「井伊直弼はちょっと好みが分かれるような人物でして…他のキャラでは味わえない、ディープな闇を楽しんでいただけたらと思います。恋愛シミュレーションという点においては、けっこうギリギリを攻めていますし、なかなかにヘビーな愛情や想いがセリフにも詰まっていて、私史上、1、2を争う重さと甘さでした。今まであまりやったことがないタイプのキャラだったので、とてもチャレンジングな収録になりましたが、やっぱり作家さんの気持ちや熱意って、台本を読むと伝わってくるんですよね。それに応えるために、いかに文字を音声化するか…思った通りの音だと感じてもらえるように、と心掛けながら演じています」

――勝海舟と井伊直弼以外で、注目しているキャラは?

阿座上「木戸孝允です。勝海舟は“木戸くん”と呼んでいますが、明治政府の総裁局顧問専任ですから相当偉い人ですよね。お互いのポジションを理解しつつも、そんな風に軽く話し掛けられるという2人の関係性に注目しています」

松風「私が演じる井伊直弼がこういった仕上がりなので、他の登場人物も全員気になりますね(笑) みんなしっかりと、この作品ならではのキャラになっていると思うので」

――ゲームのリリースを楽しみにしている方々に向けて、メッセージをお願いします!

阿座上「勝海舟は交渉術に長けていたり、海外に憧れているなど、僕が何となく抱いていたイメージが、うまくキャラの中に落とし込まれていて、そういう実際の人物との繋がりを探しながら進めていくのもおもしろいんじゃないかと思います。他のキャラたちも個性豊かで、対立する側の相手とも恋愛ができるのは大きなポイント。いろんな角度から、深くストーリーを味わってもらえたら嬉しいです!」

松風「人の好みは十人十色ですし、この井伊直弼も誰もがみんな好きになるというタイプではないと思うんです。でも、せっかくこの世に生んでもらったキャラクターですから、いつか1人でも“『恋花幕明録』の中で1番、井伊直弼が好き”と言ってもらえるようにしたいなと思って演じました。キャストとスタッフの方々の、すごく熱い想いが詰まった注目の新作になっています。ぜひ実際にプレイして、他にないこの作品だけの世界観を体験してみて下さい!」

※本インタビューはアニメイト情報誌「きゃらびぃ」に掲載されたものと同一の内容です。

Twitterで共有